Cannes Lions をみて

tomoya | 2011.7.8

フラッシャーのともやです。

カンヌ作品をみて、ハートをシェイクさせられたものが沢山ありました。

The Big Trip
イスラエルの “Elite’s cow chocolate” のキャンペーン。
若きイスラエリーの65%は、Far East へ THE BIG TRIP をすると書いてあります。
実際、旅人に聞くとイスラエリーは多かったらしいです。
どこに行ってもだいたい日本人と韓国人とイスラエリーがいたとのこと。
長い旅となると、やはり自国の食べ物が恋しくなるもの、
そこへイスラエリーみんな大好きエリートカウチョコレートを Far Ease へ飛んでってプレゼント、
というワールドワイドなキャンペーン。



そして、その姿を映像におさめて、家で待つ家族にみてもらう、
というとこもステキだと思ったのです。
なにせ連絡はつきにくい、必ずしも安全ではないところにいるトリッパーたちの顔が見られる、
しかも大好きなチョコレートを手にし、満面の笑顔。
ハートがウォームしました。

これは、日本でも通用するキャンペーンなのではと思ったのです。
幸せなことに日本人のパッカーは多い。
実際、南米に麺つゆとふりかけを持って行ってあげたら、日本人宿のみんなが大喜び(笑)
ドバドバ使うな!もったいない!と怒られる始末です。
醤油とか、お茶漬けとか、うめぼしとか持って行ってあげると
きっと映像のイスラエリーと同じくらい歓喜すると思います。


SUBTITLES
In Peru 87% of the population doesn’t speak English.

Me too… です。



字幕がふわふわと逃げてゆきます。眼は字幕を追って、映像は見れず。

はたまたこれも日本に言えることだなぁと思いました。
日本に外国人の方々が来てくれても英語が通じにくいし大変なんだろうなぁと。
これを見た時、身につまされる思いでした。まずは家にあるDSのえいご漬け、やります…

結果、2週間で9,600人以上がこれを目にし、
この英会話スクールは業界5位から2位へUP、とのこと。

英語が必要だ!と思わされるタイミングというのは
普段の生活とは離れたところにあると思うのですが、
至極身近に放り込んだ広告であり、
そういうハッとさせる手法に自分がハッとしました。


BRAIDS



そんな英語ができない自分が一回目に見たときは、???でした。
なんか途中からおさげついてるけど??
彼女が彼氏を家に呼んだのかなー? くらい。

解説を読んで、2回目。おーなるほど!
彼氏がトークで彼女の家族を順番に惚れ込ましておる!
その証が、おさげだったのです。
みんなヒラヒラとなびいてゆくのを見たおやじは
負けてはおれんと威厳を出すが
「メディシーナ」のキーワードひとつでおさげを装着。
何回見てもおやじのところが最高。


ADIDAS SKYCOMIC
これは、いわずもがな。
サイトは見ていましたが、一本の映像になっていると、
日本人としてのハートを激しくシェイクされました。



すごく日本のナショナリティーを大事に大事に組み立てていったんだろうなぁと思いました。
あと、世界的観点から日本の文化、MANGA を勝手に感じました。


Walk on water
最後にもうひとつ、真顔で語っているとこがたまりません。
このシューズを履くと水の上も走れるぜという作品。



解説によると世界的にバズって、
『同じように水の上を走ろうとしたムービーが Youtube にいっぱい投稿されたけど、
このシューズを履いてない挑戦者は無惨にも失敗していた』
と結んでいるのもブレてない。

広告的にどうこう分析する以前に、バカだなぁ。憧れます。
Cyber Lions ブロンズです。


以上、個人的カンヌまとめでした。


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