BaPA報告:「否定しなければいけないという話…」

Mishima | 2014.5.7

こんにちは、三島です。
最近、BaPAについてのブログを書くのをさぼっていて
社長に怒られたので書きますw
確かに会社のお金で通わせてもらっているので
怒られるの当然ですね…反省します。


前回はBaPAのことを褒めちぎりすぎたので
今回はBaPAについてのフラストレーションをというか
BaPAをやっていて苦しいことを書きます!


ずばり最初に、それを言ってしまうと、
「相手を否定しなければいけない。」ということです。


僕は普段、1つのプロジェクトにデザイナーという立場でプロジェクトに
携わって主にそのプロジェクトの世界観や具体的なデザインをつくります。
また、社内では技術的に制作物を構築してくれるデベロッパー
そのうえに代理店のADやプランナー、最高峰にCD、またその先にお客さんである
クライアントと呼ばれる人がいます。まあ多少に違いはあれ
だいたいの広告制作の現場はこんな感じだと思います。

思い返してみれば、皆否定されつづけながら
最終型のゴールをめざして、制作しています。

たとえば、仕事の依頼が会社にはいってきて
オリエンを聞いた後、僕はデザインを作ります。
そのあと、社内のADやCD、代理店のADやCDに制作物をみせて、
ここを直した方がいい、あそこを直した方がいい。
このデザインはダメだ。この企画じゃダメだ…など
(もちろん、場合によっては自分はこう思うからこれでいかせてほしい。
などのは意見はいいますが…、)

いいかたはさまざまですが仕事となると、
だれしも、誰か否定してくれる人がいて
そこで悩んで答えをみつけようともがくのではないでしょうか。
それは代理店さんのADも上に親分なるCDがいて
CDの上にもクライアントがいて…
そこについては、皆共通なんだとおもいます。


ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、
仕事には、絶対的に否定してくれる人がいるのに対して
BaPAは仕事ではないから、だれも否定してくれる人がいないんです。


否定してくれる人がいないって一見すると、
楽そうで楽しそうに見えるんですが、仕事のうん十倍も悩んじゃうんです。


例えば簡単な例をあげると
4人のチームでAとBの案があって、2人はAがいい!
のこり2人がBがいい!っていうとします。
こういうとき、仕事であれば絶対的権力がある人がAといえばAになるんですが
4人は、いってみれば同等なんです。だからAの方が絶対いいよ!なんて抽象的な説明ができません。
なので、相手を説得するためにあらゆる論理武装をして、
いかに相手の案よりこちらの案がいいかを相手が100%理解してくれるプレゼンをしなければいけない。
それが70%でも90%でもダメなんです。というのも、90%納得してもらっても
残り10%の疑問が相手にのこっているだけで、 相手のモチベーションをさげてしまったり
アウトプットをもっとこうした方がいいかもという話になったときに
誤解がうまれて、全然違うものになってしまう危険性もあるんです。
(それが一番こわい…。というか多分今の企画もみんなが100%理解してくれてるとおもえない…w)

そういうとき、仕事であれば親分であるCDみたいな人が「それは違うよ!」
と否定してくれて、そのCDの人の世界観を目指して進めることができるんですが

グループワークには、そういう進む方向の指針になるような人やモノがない。
確かに講義の中でのプレゼンで、講師の方が意見をいってくれますが、やはり一意見です。
その意見をきいて、グループ内で議論しなければいけない。

一番早い話が、だれか一人がCD役になればいいんです。
「自分はこの企画が絶対いいと思うから、この企画でいこう!!!」てひとりがいって
みんなが「おう!!!」ってなれば…w

だけど、ぶっちゃけ、うちのチームは我がつよい!!!www
みんな「この企画でいこう!」ていっちゃいます。みんな頑固なものをもってます。
それだから、上ではなしたように、悩むことは多いんですよねえ…


でも逆にそれっていいことでもあるんですよね。
普段、仕事でCDのいうことがどうしても理解できなくて疑問を感じたまま
なんとなく仕事をしなければいけないこともあるですが

BaPAでは皆同等だから遠慮なく、それって、こうしたほうがいいんじゃないかな!とかはっきり言える。

そこでぶつかっても、ちゃんと同じ目線で話せば相手のいってることが理解できたり
逆に、理解してくれてお互いにプラスに進むことがある。
そうやって、いろんな価値観にきづいて、自分自身の考え方が広がったりとか!!


でも、今々はやっぱり苦しい…
終わった後に、結局勉強させてもらったなあって感じるのだろうか…!!?
それともだれかとケンカしてシコりが残って、苦い思いをしてしまうのだろうか…!!?

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